結婚するつもりがないのに3人の女性に次々と交際を申し込み合わせて1100万円近くをだまし取ったとして、詐欺の罪に問われていた47歳の男に対し、長崎地方裁判所は、「被害者らの真摯な感情を踏みにじる卑劣で悪質な犯行だ」として懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
東京・足立区の無職、黒田範彦被告(47)は、インターネットのお見合いサイトを通じて交際するようになった諫早市や福岡市などに住んでいた30代の女性3人に資格習得の費用や病気の治療費が必要だと偽り、平成21年から平成24年の間に、あわせて現金1080万円余りをだまし取ったとして詐欺の罪に問われていました。
20日の長崎地方裁判所の判決で富張真紀裁判官は、被告が弁護士や国の役人だなどと職業を偽ったうえで、結婚を前提とした交際を申し込み、白血病だなどとうそをついて治療費を求めたり、弁護士資格の更新費用を頼んだ手口は被告を心配する「被害者らの心情につけ込んで金銭をとったものだ」と指摘しました。
その上で、「被害者らの真摯な感情を踏みにじる卑劣で悪質な犯行だ」として懲役5年の求刑に対して懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
被告の弁護士は、控訴について「検討中だ」と話しています。
